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【知っておくと安心】外壁塗装の基礎知識まとめ

「お住まいの顔」ともいえる外壁は、外観としての印象に大きな影響を与えるため、一定期間ごとに塗装をして綺麗な状態を保つことが重要です。

しかし、外観が綺麗であることが大事だとは分かっていても、費用関係や塗装の色選びに関する知識がないとついつい後回しにしてしまい、外観の印象が落ちてしまっているケースが多々あります。

また、一口に塗装といっても、塗料には複数の種類があり、使用する塗料によっても費用が大きく変わってきますので、スムーズにイメージ通りの外壁塗装するために基礎知識を理解しておくことをおすすめします。

そこでこの記事では、事前に知っておくべき外壁塗装の基礎知識を分かりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

外壁塗装の塗料の種類と特徴

お住まいの外壁を塗り替える際、できるだけ高性能で価格が安い塗料を選びたいという方が多いのではないでしょうか?

一般的な外壁塗装の塗料の種類は大きく分けると、塗料の原料に無機物を配合した「無機塗料」無機塗料以外の「有機塗料」の2種類があります。

無機塗料は、耐候性と耐用年数に優れた最高ランクの塗料で、近年多くの戸建ての外壁塗装で選ばれている人気の塗料です。

有機塗料は塗料の原料である樹脂成分に「フッ素」「シリコン」「ウレタン」「アクリル」の4種類が配合されており、それぞれ価格帯や機能性が異なります。

これらは塗料の耐久性を決定する非常に重要な要素となり、十分に確認した上で選ぶ必要があります。

ですが、いざ調べようとしても専門的な用語での説明も多いため、まずはそれぞれの塗料の種類について分かりやすく要点のみを紹介します。

無機塗料(無機ハイブリット塗料)

紫外線によって劣化する樹脂成分や、カビやコケが繁殖する原因の一つである有機物があまり含まれていないので、耐候性・耐久性に優れています。

塗装条件や商品によってさまざまですが、耐用年数は15年 〜 20年ほどと長期的なパフォーマンスに期待できることから、一般家庭でも徐々に広まってきている塗料です。

価格帯としては、1㎡あたり4,500 〜 6,000円と高めになります。

フッ素系塗料|有機塗料

耐熱性・耐寒性が高いためあらゆる気候に対応できる上、耐用年数が15年前後と耐久性が高く、長期的なパフォーマンスを優先される方におすすめの塗料です。

酸性雨や紫外線に強く、汚れが付着しても雨で流れ落ちるため、長い期間メンテナンスをしないで済むことから公共の建物にも多く使用されています。

価格帯としては、1㎡あたり3,500 〜 5,000円とやや割高となります。

フッ素系塗料はご自宅の塗装には贅沢なように感じてしまいますが、耐用年数が15年前後と非常に長いため、長い目で見ると安い塗料で塗装したときよりもお得と考えることもできます。

シリコン系塗料|有機塗料

紫外線に対する耐久性も高く、10 ~ 15年と非常に長い耐用年数を発揮することから、現在、戸建て住宅の外壁塗装で最も使われている塗料です。

価格帯としては、1㎡あたり2,500 〜 3,500円と比較的安価で、コストパフォーマンスに優れた塗料です。

ウレタン系塗料|有機塗料

一般的によく使用されている塗料で耐用年数が7 〜 10年と価格と機能性のバランスが良い塗料です。

塗料が柔らかく外壁に対する密着性が高いので、鉄部や木部など様々な素材にもしっかり密着し、雨樋や雨戸など細部の凹凸が多い付帯部の塗装に適しています。

ですが、近年はコストパフォーマンスが優れている「シリコン系塗料」が登場したことによりウレタン系塗料を外壁に塗装するケースは非常に少なくなってきています。

価格帯としては、1㎡あたり1,800 〜 2,500円と比較的安価で、環境と立地によってはそれなりの耐用年数も期待できるでしょう。

アクリル系塗料|有機塗料

最も安価で塗装することができますが、アクリルは紫外線に弱く湿気を通しやすいため耐用年数が5年前後と耐久性が低く、頻繁に塗り替えられる場所には適していますが、外壁塗装にはあまりお勧めできません。

このような理由から外壁塗装ではあまり使われなくなっていますが、「5年以内に建て替える予定がある」「外観をさほど気にしない小屋などを塗り替えたい」という場合などにはアクリル塗料を使うケースもあります。

価格帯としては、1㎡あたり1,000 〜 1,500円となっています。

外壁塗装の色選びの基礎知識

外壁塗装における塗料の色選びは「お住まいの美観やイメージを大きく左右する重要なポイント」です。

外壁塗装の塗替えサイクルは、使用する塗料の種類にもよりますが約10年が目安と言われていますが、もしイメージと異なる仕上がりになってしまうと10年間我慢しなければならないこともあります。

そのような事にならないためにも、まずはお住まいをどのような色にしたいのかイメージすることが大切です。

そのために外壁塗装の色選びの際に抑えておくべき基礎知識を把握しておきましょう。

汚れが目立ちにくい色を知る

色の好みを考慮基準に入れない場合、外壁塗装には「白」や「黒」ではなく、淡い色である「ベージュ色」「クリーム色」「ライトグレー」の3系統がおすすめです。

塗料の色には、汚れが目立ちやすいもの、目立ちにくいものがあることを理解した上で色選びをする必要があります。

時間や天候によって色の見え方は変わる

前提として「時間帯や天候によって色の見え方が変わる」という点を抑えておきましょう。

夕日を浴びると赤みがかって見えたり、曇りや雨の日は暗めに見えたりと、時間帯や天候によって見え方は影響を受けやすいものです。

そのため、今目の前に見えている色が、必ずしも完全に再現されるわけではないと理解しておきましょう。

ツヤの有無よって印象が変わる

外壁塗装においてのツヤは「塗装後の外壁に光が当たったときに起こる光沢」で、塗料にはツヤのあるものとないものがあり、ツヤの有無で印象が変わります。

ツヤは光を跳ね返しやすいので、ツヤがあると明るい印象として見えやすく、反対にツヤがないと落ち着いた印象に見えやすくなります。

同じ色でもツヤの有無で印象が変わってくることを理解しておきましょう。

見本やシミュレーションは実物と差異がある

塗料メーカーでは塗料ごとにそれぞれの色見本を作成していますが、これらはあくまで「イメージ」として考えておきましょう。

特にカラーシミュレーションはモニター画面や印刷で見るものなので、実際の色と差異が出やすいです。

トラブルを避けるためにも、小さな色見本だけで判断せずにA4サイズくらいの大きめの色見本を用意してもらい、実際に塗装する外壁で試しに塗ってもらったりすることをおすすめします。

街並みとのバランスを見る

自身のお住まいだけに目がいきがちですが、住宅街の場合は、近隣や街並みから浮くような色を選択していないかを確認しておきましょう。

例えば、全体的に白い家が並ぶ中で1軒だけ原色系の派手な家があると悪目立ちをしてしまうように、街並みの景観と調和しているかは重要なポイントです。

トラブルを避けるためにも街並みに合った色を選んでいるかを確認してみましょう。

外壁塗装の費用相場と内訳

日本には3人~4人の核家族が多く一般的な一戸建ての建坪は約30坪といわれており、30坪のお住まいの外壁塗装をした場合の費用相場は80 〜 125万円とされています。

ただしあくまで相場価格となり、外壁塗装の費用は、外壁の大きさや塗装に使用する塗料の種類、外壁の劣化の進行具合など、様々な要因によって変動します。

外壁塗装の費用内訳は、主に「塗料代(材料費)」「人件費」「足場代」「利益」です。

材料費

外壁塗装に使われる塗料をはじめ、養生用のシートやネットなど作業全般に使う材料費で全体のうち約3割を占めます。

塗装する面積の広さによって必要な塗料の量、塗料の種類で大きく左右します。

足場代

外壁塗装の足場代とは足場を組むのにかかる費用を指し、2階や3階など高所に位置する外壁塗装を行う際は作業の安全性のために必須となります。

全体のうちの費用割合は約2割とされています。

平屋などでは足場なしで塗装工事が行えるケースもありますが、少しでも費用を抑えようと無理に削ってしまうと、作業範囲に制限がかかっていしまい塗装工事のクオリティに大きな影響が出てしまいます。

人件費

外壁塗装の人件費とは塗装職人の工事に対して発生する費用のことで、全体のうち約3割となります。

飛散防止ネットや養生、付帯塗装工事(雨樋)の有無によって変動します。

人件費も無理に削ってしまうと作業の質が悪くなってしまう可能性もあるので注意が必要です。

自然災害で外壁に被害が出たら火災保険

経年劣化や自身のタイミングでの外壁塗装は実費となりますが、例えば風災(台風)や水害(洪水・高潮)などの自然災害で外壁に破損被害が出た際は「火災保険」が適用でき、費用負担「0円」で修繕可能なケースがあります。

以前の被害箇所を放置していたという方も、今から火災保険を利用することも出来るかもしれません。

下記のページで工事の費用を少しでも抑えるための火災保険についてわかりやすく紹介していますのでぜひ参考にしてみて下さい。

関連 ⇒ 火災保険で費用負担を「0円」に

まとめ

定期的に外壁塗装はしたほうがいいと分かってはいても「そもそも内容がよく分からない」ということでついつい放置してしまいがちですが、外壁塗装の基礎知識を身につけておけばより安心して塗装工事を進めることができます。

約10年に1度するかしないかという重要な工事ですので、しっかりと内容を理解した上でイメージ通りの外壁塗装ができるようにしましょう。

大切な住まいを正しくメンテナンスしてより長く安心して暮らしたいものですね。

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ホームページ内で 火災保険を利用した施工例 も掲載していますのでチェックしてみて下さい。

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